本書の内容の一部または全部を無断転載することを禁止します

本書の内容に関しては将来予告無しに変更することがあります

本書は将来の開発による変更を前提としています。本書は現時点でできる限り正確に記述するよう心がけました。しかし弊社は提供した資料に基づくいかなる損害の責任も負いません。また将来の開発により生ずる変更によるいかなる損害についても責任を負いません

MIIDEL技術的なお問い合わせ先

E-mail: support@miidel.com

通常、お問い合わせのご返信は3営業日以内を心がけておりますが、数日経過致しましても当社からの返信がない場合は、ご入力いただいたメールアドレスに間違い、又はお客様のメールサーバーなどにより自動的に「迷惑メール」として格納または削除された可能性がございますので、以上をご確認の上、お手数ですが再度お問い合わせくださいますようお願い申し上げます

目次

MIIDELとは

  • MIIDELは図面や書類の変更箇所に色を付けて変更点をいち早く発見するシステムです

    下図の様に左右の書類の変更箇所はぱっと見では気づきませんが

    sidebyside

    MIIDELを利用すると下図の様に色を付けて変化点をわかりやすく表示します

    compare

    しかしながらこの図のように条件の良い状態で、新旧の比較をできる場合ばかりではなく様々な問題で比較が出来ないことが発生します

    MIIDELではそんな皆様の悩みを解決するためのシステムです

動作環境

OS

Microsoft Windows 10 64bit

Microsoft Windows 11

32bitでは動作しません
Microsoftのサポートが終了しているOSは動作保証対象外です
CPU

x64アーキテクチャに対応

処理時間に影響するので、より高速なCPUを推奨します
ストレージ

200MB以上

比較するデータによってはより多くの容量が必要です
メインメモリ

8GB必須(16GB以上推奨)

A0サイズ以上の図面を比較する方は、16GB以上でご使用ください
ディスプレイ

FullHD(1920×1080)以上推奨

1280×768 などのモニタではボタンなどの⼀部が表⽰されません
上記を満たしていてもディスプレイ設定でテキスト、アプリ、その他の項目のサイズが150%、200%などになっている場合表示出来ません
システム

.NET 6 Desktop Runtime 6.0.14以上

Microsoft Visual C++ 2015-2019再配布パッケージ

インターネット環境 システムの使用の為のライセンス認証、バージョンアップ、サポートの際に必要です

セキュリティソフトの影響などにより起動エラー、実行エラー等の現象が発生することがあります

MIIDEL7のセットアップ

インストール手順方法

インストーラーのダウンロード

MIIDEL公式HP(https://miidel.com/download)へアクセスし、インストーラーをダウンロードしてください

セットアップの実行

ダウンロードした「miidel7_setup.zip」を解凍し、「UserSetup.exe」を実行して、インストールを⾏ってください

ご使⽤のパソコンの環境によって、メッセージが異なりますので、メッセージに従ってセットアップをお願いします

Visual C++再配布パッケージのインストール (Visual C++再配布パッケージがインストール済みの場合表示されません)
vc1
vc2
vc3
vc3
.NET6 Desktop Runtimeのインストール (.NET6 Desktop Runtime がインストール済みの場合表示されません)
dn1
dn2
dn3
MIIDELのインストール
mii1
mii2
mii3

起動時に表示されるインストールモードはご使用の環境に合わせたモードをご利用ください

mii4
mii5
mii6
mii7

ライセンス認証・ログイン

reg

ライセンス証書に記載のライセンスコード・サブコード、利用者のメールアドレスを入力し、登録するボタンをクリックしてログインを行ってください

ライセンスコード・サブコード・メールアドレスは必ず入力してください(半角英数のみ)

オフライン環境でのライセンス認証は出来ません

プロキシ設定を行う

proxy

まずはプロキシ設定の必要有無を確認する為に、何もチェックをつけずに通信テストを行ってください

【通信に成功しました】と出ない場合下記の設定を行ってください

  1. [プロキシサーバー手動設定]をクリックしてチェックを入れます
  2. アドレス(半角英数字のみ入力可)とポート番号(半角数字のみ入力可)を入力します
  3. ユーザ認証が必要なPCをご利用の場合は、[ユーザ認証]をクリックしてチェックを入れ、IDとパスワードを入力します
  4. [通信テスト]を行い、通信が出来ることを確認してください
  5. [登録する]を押して登録完了です

プロキシの情報、状態、ファイアウォールの情報は、各社のシステム管理者様にご確認ください

ファイアウォールでアクセス制限を行っている企業様は、【https://api.miidel.com】の通信許可の設定をお願い致します。


ライセンス認証解除・ログアウト

MIIDELの利用者を変更したい場合に現在のライセンス認証を解除します
これにより別のパソコンで新たにライセンス認証が可能となります
※ライセンスの切り替えは、1か月に1回まで可能です。

  1. ウィンドウの右上にある 設定ボタンをクリックします reg

  2. 次に、設定ウィンドウの左にある アカウント情報タブ をクリックします

    すると現在認証されているライセンス情報が表示されます reg

  3. 次に、ログアウトボタンをクリックし、確認画面でOKをクリックします reg

  4. するとライセンス認証が解除されます

初期画面

initial

ボタンの説明

initial_buttons
new新規作成
読み込み中の情報を初期化します
openMIIDELファイルを開く
過去に保存したMIIDELファイル読み込みます
miiMIIDELファイルを保存
比較作業の状態を保存します
pdfPDF形式で保存
比較結果をPDF形式で保存します
settings設定
MIIDELの各種設定を表示します
manualマニュアル
ブラウザでマニュアルを表示します
logログ保存
サポートの際に使用します

MIIDELファイルについて

MIIDELで作業中の状態をMIIDELファイルとして保存し、翌日以降での作業もしくは作業を他のメンバーで引き継ぐことができるようになります

作成されたMIIDELファイル(MIIファイル)は、比較結果や元データなどをすべて保持するためファイルサイズが非常に大きくになりますので、ご使用の際にはその点をご注意ください

各種設定

画面右上の設定をクリックすると画面が表示されます

view

タブ一覧

オプション
読み込み時の設定を行います
Language
UIの言語を選択します
PDFコンバーター
PDFの読み込みに使用するコンバーターを選択します
切り抜き直後/吸着設定ボタン押下時に吸着実行
切り抜きの際、吸着設定ボタンがONの場合、近くの物に自動的に吸着するかどうかを切り替えます
読込ページ設定ダイアログを表示
複数ページあるデータを読み込む際にページ範囲を設定するダイアログを表示するかどうかを切り替えます
新規読み込み時の解像度設定
PDF、TIFFデータを読み込む際の解像度を選択します
読込後に任意のページの解像度の変更を行うことも可能です
用紙サイズと解像度の関係で読込出来ないデータもあります
比較する画像のサイズが異なる場合
縮尺を維持して読み込むか、大小どちらかのサイズに合わせて読込を行うかを選択します
データ同時読み込みボタンを表示
初期画面の左上にデータ読み込みを同時に行うダイアログを表示するボタンを表示するかを切り替えます
DocuWorksからの変換時の解像度設定
DocuWorksデータをMIIDEL向けのデータへ変換する際の解像度を選択します
低い解像度を選択すると文字がかすれたり潰れることがあります

DocuWorksファイルの読み込みについて

アノテーションを表示(DocuWorks設定)
DocuWorksデータを読み込む際にアノテーションを表示して読み込むかを切り替えます
カラー読み込みをデフォルト設定にする

データを読み込む際、色情報付きで読み込むことをデフォルトにするか切り替えます

参照: データの比較を開始する

プロセスの優先度を下げる

お使いのPC上でご利用中の他のアプリケーションへの影響を小さくするかを切り替えます

通信設定

プロキシの設定を行います

参照: プロキシ設定を行う

アカウント情報
MIIDELのライセンス情報を表示します
システム情報
現在使用中のMIIDELのシステム情報を表示します
端末情報
ご使用の端末の情報を表示します

ライセンス認証・解除

登録したライセンスを解除する場合、各種設定 > アカウント情報 画面の【ログアウト】をクリックして、ライセンス登録の解除を行ってください

deauth

ページプレビュー

サムネイルリスト

thumbnails thumbnails

データの比較を開始する

ファイルの読み込み

ファイルの読み込みは+ボタンのクリック、またはサムネイルリストへのファイルのドラッグ&ドロップで行います

ボタンの説明

resolution画像解像度

読込解像度を変更します

新規読み込み時の解像度設定の設定も変更されます

color色設定
読み込み時のカラー・グレースケールの変更と比較表示時の表示色を指定します
size用紙サイズ表示
読み込んだデータのサイズを表示します(A3・A2等ISO規格または横x縦ピクセル表示)
row列の入れ替え
変更前・変更後を入れ替えます
sort自動並び替え
変更前・変更後のページを、一致率を元に並び替えます
sort-open
並び替え前にリセット
自動並び替え実行前の状態に戻します
一致率
同一ページかを判定する際の一致率の最低値を指定します
変更前・変更後のページの間に表示される数値は「要素判定」モードでの一致率です
判定モード
自動並び替えで利用するモードを指定します
シルエット判定
全体的な構図から判定するモードです
シルエットが似たページが多くある場合や内容に回転やずれが多い場合には不向きです
要素判定
データの内容から詳細に判定するモードです
用紙サイズが一致しない場合、一致率が著しく低くなります 一致率を下げてご利用ください

右クリックでの操作

context

任意のページの上で右クリックを行うとメニューが表示され、様々な処理を追加で行うことが出来ます

dup複製
選択しているページの後ろに、選択中のページの複製を1ページ作成します
multidup 続けて複製
選択しているページの後ろに、選択しているページの複製を複数ページ作成します
new 上に白紙ページを生成
選択しているページの上に空白のページを作成します
new 下に白紙ページを生成
選択しているページの下に空白のページを作成します
rotate 回転
選択しているページを時計回りに90度回転します
選択しているページの類似ページを検索します
delete 削除
選択しているページを削除します
一括処理

サムネイルのリストのヘッダー部分(変更前・変更後の部分)を右クリックすると下記のメニューが表示されます

whole
rotate 回転
選択した列のページ全てを時計回りに90度回転します
delete すべて削除
選択した列のページ全てを一括で削除します

プレビュー表示

読み込んだデータを確認します

  • 単ページでのプレビュー

    サムネイルリストで選択したページを拡大・縮小、移動しながら確認することが出来ます

    singlepage
  • 2ページを並べた状態でのプレビュー

    サムネイルリストで選択した変更前・変更後のページをそれぞれ拡大・縮小、移動しながら確認することが出来ます

    拡大・縮小、移動の操作を左右でリンクさせることも可能です

    sidebyside

ボタンの説明

prewview-header
toggle表示切替
単ページ表示か2ページ表示を切り替えます
2ページ表示時に2ページを同時に操作するかを切り替えます
fitフィット表示
ページが画面内に収まるように表示倍率を変更します
zoom表示倍率
ページの拡大率を選択します

右クリックでの操作

表示されているページの任意の箇所で左クリックをすると、カーソル付近のみを拡大して確認することが出来ます

magnifier

比較画面

データの比較を実施すると、比較画面に移動しさらに細かな設定を行うことが出来ます

diff-header

ボタンの説明

correction補正選択

スキャン画像などゆがみのある物を合わせる際や、レイアウトが変更されて重ねるだけでは変更点が分からない場合に使用します

参照: 補正

misalignずれ補正
書類を重ねた際に出る微妙な濃淡の差などによる差分表示を軽減します
emphassis線幅を強調
読み込んだデータの片方の線が細いなどの場合に使用します
transform変形
表示中のページに対しての拡大縮小回転する場合に使用します
resolution画像解像度
表示中のページの読込解像度を変更して、解像度を上げて詳細を確認しやすく、解像度を下げて処理速度を上げるなどの場合に使用します
color色設定
表示する色(変更無:黒、追加:赤、削除:青)を変更して変更箇所を見つけやすくすることが出来ます
blurぼかし切替
変化点の強調表示を切り替えます
resetページを初期状態に戻す
表示中のページに対して行なった全ての処理を無効にして、比較直後の状態に戻します
1変更前
変更前のページのみを表示します キーボードの1キーでも行うことが出来ます
2変更後
変更後のページのみを表示します キーボードの2キーでも行うことが出来ます
mag拡大鏡倍率
ページを右クリックした際に表示される虫めがねの拡大倍率を変更します
fitフィット表示
ページが画面内に収まるように表示倍率を変更します
zoom表示倍率

ページの拡大率を選択します

拡大率の変更はCtrl+スクロールでも出来ます

補正

スキャン画像などゆがみのある物を合わせる際や、レイアウトが変更されて重ねるだけでは変更点が分からない場合に使用します

全ページに適用をONにすることで、現在表示ページ以降をまとめて自動補正します

自動補正を行っている間は、MIIDELの操作は出来なくなります

Auto:自動 歪み補正

歪みがあるスキャン画像・サイズの異なるページを、変更後のページに合わせて自動で補正し、変更点を見つけやすくします

autodistortion
マッチ率閾値
補正処理をする際の一致率の最低値を指定します
before
after

Auto:自動 レイヤ補正

ページ内のパーツを自動分解して、類似したパーツ同士を自動で重ね合わせて比較をおこなうことができます

before
after

レイヤ補正には処理時間が多く掛かります

図がメインのページよりも文字がメインのページの方が処理時間が必要になります

用紙サイズが大きくなるほど処理時間が長く必要になります

SemiAuto:半自動 三点補正

構造図と設備図、図面と写真など、見た目が全く異なるページの地点3箇所を選択し、選択した点同士を合わせることで変更点を見つけやすくします

三点補正では、Auto:自動の機能とは異なり手動での調整が必要です

例として、青の網掛け部分と赤の網掛け部分を重ね合わせます

  1. 変更前後のそれぞれ3つのコーナーにある〇を移動して、基準となる点を指定します

    step1
  2. 変更前・変更後の両方に対して、基準点の設定を行い、右上のOKボタンをクリックして補正を実行します

    step2
  3. 元々縮尺も位置も異なる図面でしたが、三点を指示することで比較がしやすい状態になりました

    done

SemiAuto:半自動 レイヤ補正

ページ内のパーツを手動で指定して、類似したパーツ同士を自動で重ね合わせて変更点を見つけやすくします

SemiAuto:半自動 レイヤ補正は切抜き機能、Auto:自動 レイヤ補正、三点補正などで補正が出来ない場合に使用します

切り抜き

下の図のように読み込んだデータのレイアウトが変更になっている、文章・リストの行数が違う等の場合、感覚のままに切り取って比較対象を移動することが出来ます

切り抜き作業中は他の機能を利用出来ません

ボタンの説明

rect矩形切り抜き
任意の場所を矩形で切り抜きます
wand投げ縄切り抜き
任意の場所をフリーハンドで切り抜きます
mag-closemag-openパーツ配置後の吸着機能
切り抜いたパーツを類似箇所に自動で移動させます

右クリックでの操作

onparts onlist cut
切り取り
切り抜いたパーツを別ページで利用するために保持します
元に戻す
切り抜いたパーツを元の場所へ戻します
削除
切り抜いたパーツをページ上から削除します
貼り付け
切り抜いたパーツを表示中のページに貼り付けます

切り抜き操作

  1. 矩形切り抜き または 投げ縄切り抜きボタンをクリックして切り抜き作業を開始します

    start
  2. ページ上の任意の場所をドラッグしてパーツを切り抜きます

    投げ縄切り抜きの場合、一筆書きでパーツを切り抜きます
    wand
  3. 切り抜いたパーツをクリックして選択し、ドラッグで自由に移動します

    パーツの移動は矢印キー、または Ctrl+矢印キーで上下左右へ移動させることも出来ます
    「パーツ配置後の吸着機能」をONにしている場合、自動的に類似箇所へ重なるように移動します
    move
  4. 確定ボタンをクリックして切り抜き作業を終了します

    done

トラブルシューティング・よくある質問

32bitパソコンでMIIDELを使用したい

MIIDELはVer5より64bit専用のシステムです、ご使用の場合は64bit環境で使用をお願い致します

先日までMIIDELは普通に使えたのですが、突然ログインできなくなりました。どうすればよいですか?

“C:\ユーザー\【ユーザー名】\AppData\Roaming\Miidel7”のフォルダを削除してください
この操作を行うとライセンス情報も削除されますので、再度ライセンス情報の入力が必要となります
正しいライセンス情報を用意してから操作を行ってください

高解像度なTIFFファイルやPDFファイルを表示しようとすると、MIIDELが終了してしまう

解像度が高くて画素数が多いTIFFファイルやPDFファイルを開くと、動作が不安定になります
MIIDELは図面1枚を1枚の画像として処理を行いますので、上記同様時間がかかってしまいますが、そのような場合は、解像度を下げてご使用ください
PDFデータを作成する際や、複合機からスキャンする場合など通常解像度でのご使用をお願いします

TIFF画像とPDF画像を読み込む際、「読み込み可能なページサイズを超過しています。DPIを下げるまたはグレースケールでの読み込みをお試しください。」というエラーが表示されるが。サポートされる最大サイズはいくつですか?

サポートされる最大サイズは2の30乗[px]までとなっております
このサイズを超える場合、エラーメッセージが表示されることがあります
その際は、お手数をおかけしますが、解像度を下げるか、グレースケールモードでの読み込みを試してください

PDFを読み込みたいですが、エラーが出ており、読み込むことができない、どうすればいいですが?

使用しているPDF編集ソフトの問題が考えられます
読み込めないデータがあった場合、お手数ですが、一度Windowsに標準で搭載されている「Microsoft Print to PDF」を使用して再度PDF化していただくか、最新のMIIDELバージョンでお試しください

高解像度のデータや特大サイズのデータを比較しようとした際にどのような問題が有るのか

処理速度が落ちてしまうため以下の処理に問題もしくは動作が極端に遅くなります
  • ドラッグして移動(パン)が出来ない場合が有ります
  • 歪み補正、レイヤ補正その他の補正機能の処理がパソコンのスペックにもよりますが1時間程かかる

歪み・レイヤ補正の際どのようなデータが比較の処理が早くて、どのようなデータが比較の処理が遅いのか

  1. 【比較が早いデータ】
    • 線がメインの図面・書類
    • A4などの用紙サイズが小さなデータ
    • 空白部分が多いデータ
    30m × 5mなどの原寸図でも、空白が多く線が主体の物であれば処理は早く、また比較も可能です
    CPUの処理性能が高く、メモリの容量が多いPCで比較を行う場合は処理が早くなります
  2. 【比較が遅いデータ】
    • 高解像度でスキャンしたデータ
    • 文字が多い図面
    • 1枚当たりの画像容量が大きなデータ
    パソコンのCPUが低速で、メモリが2~8GBなど少なく、ストレージがHDDのような環境の場合、処理に時間が掛かったり比較できるデータが小さくなったりします

比較処理にはどれくらい時間がかかりますか?

使用するパソコンのCPUやOSの設定、また利用状況によって処理時間は大きく変わります
目安として以下をご確認ください
  • Intel Core i7 1185G7 の場合
  • 作業 時間
    A3 15ページ 72dpiでの読み込み 4秒
    上記の比較処理 3秒
    A3 15ページ 192dpiでの読み込み 14秒
    上記の比較処理 13秒
    A3 1ページ 192dpiでの歪み補正 6秒
    A3 1ページ 192dpiでのレイヤ補正(要素の位置合わせ)   18秒
  • Intel Core i5 1035G1 の場合
  • 作業 時間
    A3 15ページ 192dpiでの読み込み 32秒
    上記の比較処理 18秒
    A3 1ページ 192dpiでの歪み補正 13秒
    A3 1ページ 192dpiでのレイヤ補正(要素の位置合わせ) 14秒

レイアウト補正を適用しても、うまく比較出来ない

変更前に1つしかないパーツが、変更後に複数ある場合、もしくは同じようなパーツが前後どちらにも複数ある場合自動で補正が出来ず比較出来ない場合が有ります
文字のカスレ・線カスレが多いスキャンデータや、大きさが極端に異なるデータの場合部分補正が出来ない場合があります
部分補正を行う際に、選択した範囲の間隔が異なる場合、別物と判断され自動補正が出来ませんので下記の場合はそれぞれ別々での範囲選択を行ってください
narrow
間隔が狭い
wide
間隔が広い

アンチウィルスソフトウェアによって、MIIDELの実行に必要なファイルが検疫されている

リアルタイム保護により未知の問題を引き起こす可能性のあるファイルとして隔離される場合が有りますが、その場合は隔離されたファイルを元に戻し、セーフリストに登録していただく必要があります
上記の場合お手数ですが、ご使用中のアンチウイルスソフトの操作マニュアル・お問い合わせもしくは貴社システム担当者様へご確認をお願い致します

保存したファイルを自動的に暗号化するなどのセキュリティソフトによって、MIIDELの実行に必要なファイルが暗号化されてしまい、MIIDELが起動出来ないという問題が発生した事例が有ります

暗号化の設定を外していただくか、暗号化されていないフォルダにMIIDELをインストールし、同様にデータファイル、保存ファイルも暗号化されていない場所での使用をお願いします

MIIDELの操作界面が画面サイズより大きく表示され、正常に操作できない場合、どのような設定を行えばよいですか?

MIIDELの表示設定に関して、「ディスプレイ」設定の「拡大縮小とレイアウト」設定を150%以下に設定していただくことをおすすめします
150%を超えると、操作界面が正しく表示されないことがあります

オフライン利用期限超過のメッセージが表示されました。どうすればよいでしょうか?

MIIDELがオンライン状態でライセンス状況を確認する必要があります
お手数ですが、再度、オンライン状態で一回登録を行ってください

MIIDELを使用中に「利用数の上限に達している」というエラーが表示されるが、どのように対処すればよいですか?

MIIDELを使用している際に正常に終了しなかった場合、30分間の利用状態が継続されることがあります
そのため、他の利用者がいない状況でも、このメッセージがまれに表示されることがあります
お手数ですが、現在の利用中・起動中のユーザーの数を再度確認していただき、その後再度操作をお試してください

アドレスとポートに何を入力すればよいのかわからないのですが、教えていただけますか?

こちらは御社でご利用されているプロキシサーバーのアドレスとポート番号を入力する箇所となります
また、プロキシサーバーに対するユーザー認証情報も必要に応じて入力が必要です
さらに、api.miidel.comへのアクセス許可も必要です
具体的な入力内容やapi.miidel.comへのアクセスが可能かどうかについては、御社のシステム管理者に確認していただくようお願いします

プロキシサーバーの設定を変更した後、オンライン状態であるにも関わらずMIIDELがオフライン状態として表示され、通信テストに失敗する場合、どのように対処すればよいですか?

まず、MIIDELに設定した設定項目を確認してください
それでも問題が解決しない場合は、“C:\ユーザー\【ユーザー名】\AppData\Roaming\Miidel7”のフォルダを削除してください
ただし、この操作を行うとライセンス情報も削除されますので、再度ライセンス情報の入力が必要となります
正しいライセンス情報を用意してから操作を行ってください

MIIDELをアップデートしたり、パソコンを変更した際に、ライセンス移行に関してどのように対処すればよいですか?

ライセンスの移行を行う際には、旧パソコンでライセンスの解除を行った後、新しいパソコンでMIIDELを新たにインストールし、登録を行うことが可能です
MIIDELのバージョンによっては、自動でライセンスの引き継ぎができないことがあります
具体的には、MIIDEL5から6への直接の引き継ぎはできません
MIIDEL5から7へもできません
ただし、MIIDEL6から7への自動引き継ぎは可能です
フローティングライセンスの場合は管理画面から該当の無効化にして頂いた後、新しいパソコンでライセンスを登録することで、再び利用できるようになります

比較処理の初期設定をデフォルトとして設定変更は可能でしょうか?また変更した際、次回実行時は変更内容が反映されていますか?

各設定はクライアントPCでMIIDELを操作することでのみ変更可能です
また比較処理で保存されるパラメーターは「読み込み解像度」「比較結果の色表示」「自動並び替えの設定」のみです

設定画面の「DocuWorksからの変換時の解像度」と「新規読み込み時の解像度設定」について、どう理解すればいいですが?

DocuWorksからの変換時の解像度では600dpiで「新規読み込み時の解像度設定」が300dpiにすると、これは「DocuWorksデータを600dpiで比較できる形式に変換したあとにMiidelとしては改めて300dpiで取り込んで比較している」ということになります

MIIDELを利用するパソコンを別のものに変更したい。どうすればいいですか?

ライセンスはクライアントアプリ上からログアウト・別のパソコンへのライセンス認証が可能です
詳細は本マニュアルの「ライセンス認証・ログイン」ページに掲載しています
※ライセンスの切り替えは、1か月に1回まで可能です。

モデル形状は変更してないがレイアウト配置変更としてサイズ縮小(1:1から1:2のビューに縮小)した場合、この変更は「差異として検出」「形状変更なしとして検出しない」を手動で切替えする機能はありますか?

レイアウトを変更した場合は、「レイヤ補正」を使って自動的に配置変更を検出するか「切り抜き」を使って、手動で位置を修正する必要があります
拡大縮小が行われている場合は近々実装される予定の切り抜きパーツの拡大縮小機能で、サイズを合わせる必要があります

比較する際、CADから直接変換したPDFデータを使用と紙スキャン(PDFデータ)もしくはCADから直接変換したPDFデータを使用します。このとき比較結果は同じになりますか?(同じ結果になるように紙スキャンの微小ズレを補正することは可能でしょうか?)

紙図面をスキャンした際の文字切れ・線切れが差分として検出される場合があります
紙スキャンの微小ズレは[ずれ補正][線幅変更]などで調整可能です

ファイル形式による比較結果の違いはありますか?

ファイル形式によって差分結果が変わることはありません
ただし、CADデータからPDFやTIFFに変換する際に違いが生まれる可能性があるため、細かな部分(文字や図形のフチの滲みなど)が違いとして検出される可能性があります
これらはずれ補正機能で変更なしとして扱うことができます

微小ズレの差異の検出範囲はどの程度ですか?また検出範囲の設定は可能でしょうか?

「ずれ補正」にて0~3pxまで検出範囲の設定が可能です

線種の異なりや線幅の変化は、差異として認識しますか?もしくは差異と認識しない設定は可能でしょうか?

「ずれ補正」にて0~3pxまで検出範囲の設定が可能です

比較結果はPDFやHTML等で出力可能でしょうか?それともアプリケーション上でのみ閲覧可能でしょうか?

比較結果はPDFファイルでの出力が可能です
またHTMLへの出力機能についても今後追加を予定しております

比較実行後に出力されたファイルをアプリケーション上で閲覧する場合でもライセンスは必要でしょうか?

MIIDEL上で閲覧する場合もライセンスが必要です
PDFで出力した場合は、ライセンス未所持のユーザー様でも比較結果の閲覧が可能です

DocuWorksファイルを読み込むことはできますか?

MIIDELではDocuWorksファイルを開くことができます ただし以下の条件を満たしている必要があります
  • DocuWorksファイルを開くためには、富士フイルムビジネスイノベーションが提供するDocuWorksがインストールされている必要があります
  • MIIDELはDocuWorksの最新版でのみファイルの読み込みをサポートしています
    そのため、DocuWorksをご利用の際は、常に最新版を使用してください
  • DocuWorks Viewer Lightではファイルの読み込みに対応していません。DocuWorksの完全版が必要です
DocuWorksのサポート情報
バージョン サポート情報
DocuWorks 9.1 DocuWorks 9.1は「DocuWorks 9」(バージョン9.0)とは別商品であり、DocuWorks 9とは別製品のためサポートは継続(現状最新のバージョン)
DocuWorks 9.0.6 2025年3月31日をもって終了
DocuWorks 8.0.12 2024年3月31日をもって終了

DocuWorks,またDocuWorks Viewer Lightは富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の登録商標または商標です

上記の原因以外で問題が発生しています。どうすればよいですか?

その場合、詳しい状況やエラーメッセージなどを以下までお知らせください
専門のサポートチームが対応いたします